【7月17日 AFP】米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)さん(55)の資産をめぐりデップさんと元マネジャーらが訴訟合戦を繰り広げていた問題で、双方が和解していたことが分かった。デップさんの代理人が16日、明らかにした。米メディアはこれに先立ち、デップさんの資産推定6億5000万ドル(約730億円)がほとんど全て消えてしまったと報じていた。

 デップさんの広報担当者は、約20年間にわたって資産管理を担ってきた「ザ・マネジメント・グループ(TMG)」と和解に至ったことをデップさんが「喜んでいる」と述べた。これにより、来月開始される予定だった裁判は回避されることとなった。

 デップさんは2017年1月、自らの許可なく金融取引を行い、資産状況の悪化を隠し、資産管理を誤ったとして、TMGを相手取り2500万ドル(約28億円)の支払いを求める訴訟を起こした。

 すると今度はビバリーヒルズ(Beverly Hills)に拠点を置くTMGが、不払いのローン返済や損害賠償を求めてデップさんを訴えた。TMGによれば、浪費癖のあるデップさんはヨット、高級車、自家用機、ワインなどに大金をつぎ込み、ほとんど破産寸前だという。

 米情報誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)は、デップさんの推定6億5000万ドルの資産はほとんど消えてしまったと報じている。

 デップさんは2016年、18か月の結婚生活の末に離婚した女優のアンバー・ハード(Amber Heard)さん(32)との間で示談が成立。デップさんは700万ドル(約8億円)の示談金を支払うことで合意していた。(c)AFP