【7月17日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が、ベラルーシ・プレミアリーグのディナモ・ブレスト(Dinamo Brest)の会長に就任した。

 サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)で騒ぎを起こしたばかりのマラドーナ氏は、自身の鮮やかなサッカーキャリアの新章を踏み出すべく、16日にベラルーシ入りした。

 1986年のW杯メキシコ大会を制覇した同氏は、会長就任について「大まじめだ」とし、自身の存在はベラルーシのスポーツが「日々向上していく」力になるだろうと語った。

 また57歳のマラドーナ氏は、同国のアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領との面会も求めている。通訳を介しスペイン語で話したマラドーナ氏は、「ルカシェンコ大統領と写真を撮りたい。その後、彼がわれわれのファンになってくれればいいね」と話した。

 またマラドーナ氏は、寒さは怖くないとした上で、ロシアやウクライナ、ラトビア、リトアニア、ポーランドといった国々に囲まれているベラルーシに腰を落ち着けたいとも口にした。

「小さい頃は靴もなく、はだしで歩いていた。だから雪も怖くない。何の問題もなくベラルーシに住める」

 また新会長はロシア語を習得する意向もあるという。

 マラドーナ氏は5月に3年契約を結び、この日は本拠地で行われた試合を観戦した。ディナモ・ブレストは、シーズンのほぼ半分を終えて現在リーグ戦6位につけている。

 マラドーナ氏は「最高の順位を争うことのできるチームを作り上げていく」と目標を掲げた。(c)AFP