【7月17日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝でフランス代表が4-2でクロアチア代表に勝利したことを祝福し、パリでは六つの地下鉄駅が一時的に名称を変更した。

 ビクトル・ユゴー(Victor Hugo)駅は、チームの主将でGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)の名にちなみ、「ビクトル・ユゴー(ウーゴ)・ロリス(Victor Hugo Lloris)」になった。ロリスは決勝後半に不用意なミスを犯し、クロアチアに一時的な反撃を許す場面があった。

 ベルシー(Bercy)駅は、レ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)に対する感謝(メルシー)を込めて、「ベルシー・レ・ブルー(Bercy les Bleus)」と変更。アヴロン(Avron)駅は、フランス語で「われわれは勝利した」という意味の言葉遊びで「Nous Avron Gagne」と名づけられた。

 シャルル・ドゴール・エトワール(Charles de Gaulle-Etoile)駅は、自国開催となった1998年大会に続くロシア大会での2度目のW杯制覇に言及し、「われわれには2つの星がある」という意味の「On a 2 Etoiles」と命名された。

 ノートルダム・デ・シャン(Notre-Dame des Champs)駅とシャンゼリゼ・クレモンソー(Champs-Elysees-Clemenceau)駅については、現代表チームの指揮官であり1998年大会では選手として母国の優勝に貢献したディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督に敬意を表し、それぞれ「ノートル・ディディエ・デシャン(Notre Didier Deschamps)」、「デシャンゼリゼ・クレモンソー(Deschamps Elysees-Clemenceau)」となった。

 パリ交通公団(RATP)は16日、今回の変更はチームに対する「ウインク」であると説明した。(c)AFP