【7月17日 AFP】ボクシング、WBA世界ウエルター級の新王者となったマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)は16日、さらに「2、3試合」に臨む意欲を燃やしており、その対戦相手としてテレンス・クロフォード(Terence Crawford、米国)やワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko、ウクライナ)、そしてフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏の名前を挙げた。

 現在39歳のパッキャオは、15日に行われたルーカス・マティセ(Lucas Matthysse、アルゼンチン)とのタイトルマッチに勝利した後、リングを降りれば「孤独」になってしまうと話しながら、改めてグローブを置くことを促すフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領を含む友人らからの提案を一蹴した。

 この日マレーシアの首都クアラルンプールからフィリピン南部の自宅に戻った際、手を振ったり握手をしたりする姿を期待するファンが少なくとも約1000人待っていたパッキャオは、「今は上機嫌だ。ボクシングは私の情熱であり、やめてしまったら孤独になってしまう。あと2、3試合はやれる自信がある」と主張した。

 すでに前人未到の8階級制覇を成し遂げているパッキャオは前週、アルゼンチンの強敵マティセを7回TKO勝ちで打ちのめし、一部から出ていた批判の声を黙らせた。貧しい生活から現在ではフィリピンの上院議員まで上り詰めたサウスポーにとって、今回は9年ぶりのKO勝利となったが、昨年のWBO世界ウエルター級タイトルマッチでは、オーストラリアのジェフ・ホーン(Jeff Horn)にまさかの判定負けを喫してタイトルを奪われていた。

 これで通算戦績が60勝7敗2分けとなったパッキャオは、今回の勝利をかみしめる中で次戦については現時点で交渉は開始していないことを明かした。しかしながら、2015年に行われた一戦で同選手に判定勝ちを収めて現役を引退したメイウェザー氏との再戦には喜んで応じるとして、「メイウェザーがボクシングに復帰したら、再戦の可能性はある。しかし、他にも挑戦相手の選択肢は大勢いる。クロフォード、ロマチェンコ、アミール・カーン(Amir Khan)とかね」と話した。

 これまで無敗を誇るクロフォードが、先月ホーンを倒してWBO世界ウエルター級のタイトルを奪取している一方で、ロマチェンコはWBAスーパー世界ライト級のベルトを保持している。(c)AFP