【7月16日 AFP】(写真追加)バラク・オバマ(Barack Obama)米前大統領は15日、父の出身国であるケニアを2015年以来3年ぶりに訪問し、翌16日、親族と面会した。オバマ氏は今回の訪問中に、青少年施設の開所式にも出席する予定。

 オバマ氏は15日にウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領と最大野党指導者のライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏を表敬訪問した。

 AFP記者によれば、オバマ氏は16日、同国西部へ空路移動し、厳重警備下でコゲロ(Kogelo)村に住む義理の祖母のサラ・オバマ(Sarah Obama)さんを訪ねた。

 オバマ氏は多くの親族と面会した後、異母姉アウマ・オバマ(Auma Obama)さんが創設した、スワヒリ語で「強い声」を意味する「サウティクー・センター( Sauti Kuu Centre)」の開所式に臨む。

 アウマさんが先週報道陣に説明したところによると、地元の若者らは最新鋭の設備を整えた同センターで、書籍やインターネットの利用やスポーツ活動への参加ができる他、労働倫理、道徳教育、環境保護、金融知識の講義も受けられるという。

 施設にはさらに、ドイツの開発協力省が出資した国際標準サイズのサッカー場や、バスケットボールで青少年育成を目指す財団「ジャイアンツ・オブ・アフリカ(Giants of Africa)」が資金提供したコート、さらにバレーボールのコートや図書館、IT研究所なども併設される。(c)AFP