【7月16日 AFP】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は15日、アフガニスタンで2018年1~6月に襲撃に巻き込まれて死亡した民間人が1692人と、2009年に統計を取り始めてから最多を記録したと発表した。

 前年同期より1%超増えた。内訳は、武装集団による襲撃と自爆攻撃による犠牲者が最も多かった。負傷者は3430人で5%減。

 UNAMAによると、死傷者の52%はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の襲撃、40%が旧支配勢力タリバン(Taliban)の襲撃が原因だった。

 発表から数時間後にも首都カブール(Kabul)にある地方開発省の庁舎で自爆攻撃があり、当局者によると民間人を含む少なくとも7人が死亡、15人以上が負傷した。

 アフガンでは先月、治安部隊とタリバンの間で異例の停戦が実現し、おおむね守られていた。しかし、治安部隊が先月末にタリバンへの攻撃を再開したほか、ISによる襲撃も繰り返されている。(c)AFP/Allison JACKSON