【7月15日 AFP】タイ北部チェンライ(Chiang Rai)県のタムルアン(Tham Luang)洞窟から救出されたサッカーチームの少年12人とコーチが、現在治療を受けている病室で「ありがとう」などと語る動画が公開された。最後がコーチのエーカポン・ジャンタウォン(Ekkapol Chantawong)さん。14日撮影。

 サッカーチームの名にちなんでタイ語で「イノシシ」と呼ばれている少年らは先月23日、メンバー1人の誕生日を祝うためにタムルアン洞窟に入ったところ、浸水により入り口がふさがれて閉じ込められていた。少年らは今月10日までに全員救出されたが、その救出劇を世界中が固唾をのんで見守っていた。

 保健当局によると、13人は今月19日に退院する。生命を危ぶまれながらも見事生還した少年らの救出劇について非常に大きな関心が集まる中、少年らと親は、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症」する可能性があるため、家族や友人と過ごし、メディアのインタビューは受けないよう勧められているという。(c)AFP