【7月15日 CNS】中国・河北省(Hebei)寺家庄村(Sijiazhuang)に住む趙華中さん(42)は、村のある企業で運転手を務めているが、インターネットのライブ配信動画で30万人のフォロワーを持つ、ブレークダンスを踊る有名人だ。

 趙さんは昨年、スマートフォンで若い頃から好きなブレークダンスのライブ配信動画を観た。これをきっかけに、自分でもライブ配信を始めた。

 2017年12月に始めたライブ配信で得る収入は、だいたい毎月2000元(約3万4000円)だ。さらに質を高めてフォロワーを増やすため、ウィッグをかぶって踊るが、フォロワーにはあまり好まれていないという。

 ライブ配信を始めて以来、日常生活でも友人が増え、ダンスを学びに来る人もいるという。インターネットが趙さんの生活を変えた。「閉鎖的な村に住んでいても、インターネットが自分の舞台で、同じ趣味を持つたくさんの人と交流することができて、毎日が楽しい」

 趙さんはまた、「自分の趣味で稼げることは最も嬉しいことだが、職業にするのは現実的ではないなあ」とも話す。だが、将来は自分のダンスチームを結成し、ブレークダンスで事業を起こしたいと夢見てもいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News