【7月13日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)は12日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第25シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が6-2、6-4で第13シードのユリア・ゲルゲス(Julia Georges、ドイツ)を下し、四大大会(グランドスラム)通算30回目の決勝進出を果たした。

 10か月前に出産し、命にかかわる手術を受けていた36歳のセレーナは試合後、ウィンブルドンで通算10回目となる決勝の大舞台に「うそみたい。復帰して4大会目でここまでやれるとは思っていなかったから、気持ちをどう整理したらいいか分からない」と信じられない様子だった。

 14日の決勝で第11シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に勝利すれば、セレーナは同大会通算8回目のタイトル獲得となり、グランドスラムではマーガレット・コート(Margaret Court)氏の歴代最多記録と並ぶ通算24勝目となる。

 2016年大会の決勝でケルバーを破った後、母親になるために2017年シーズンのほとんどを休んでいたセレーナは、まさによろけるような足取りでここまで到達した。昨年9月に長女アレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産したが、その後自身を命の危機にさらした血栓を防ぐための緊急手術を受け、6週間の寝たきり生活を送っており、ツアーには3月に復帰したばかりだった。

 セレーナは準決勝で勝利した後、「自分でも予想外。かなりの難産に加えて複数の手術も受け、正直なところ本当に危なかったから」とすると、「歩いて郵便物を取りに行くこともできなかったので、ウィンブルドンの決勝に到達したなんて、自分にとっては尋常ではないこと」とコメントした。

 現在世界ランク181位につけているセレーナは、30歳で左利きのケルバーに対し、これまでの対戦成績では6勝2敗と勝ち越しているものの、今回の決勝では自分の方が挑戦者だという認識を示しており、「失うものは何もないから、かなり自由にプレーできている。それが今の自分」と話した。(c)AFP/Dave JAMES