【7月13日 AFP】中国当局はサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の開幕以降、オンラインのサッカー賭博に対する取り締まりで540人以上を逮捕した。容疑者らは、総額15億ドル(約1700億円)余りが絡む違法賭博に関与していたという。国営新華社(Xinhua)通信が11日報じた。

 南部・広東(Guangdong)省の警察当局は新華社に対し、容疑者らは「20を超える犯罪集団」と関わりがあり、容疑者らが使用していたサーバー、コンピューター、携帯電話、銀行カードを押収したと述べた。

 新華社によれば、約70の携帯アプリとウェブサイト、250のオンラインチャットグループが閉鎖されたが、詳細は明らかにされていない。

 警察は5月、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)を受け付け、わずか8か月で登録者を33万人まで伸ばしていたオンライン賭博プラットフォームに注目。新華社によれば、当局は主宰者6人を逮捕し、500万元(約8400万円)余りの資産を凍結するとともに、150万ドル(約1億7000万円)相当の仮想通貨を押収した。

 摘発がいつ行われたのかは報じられていない。(c)AFP