【7月13日 CNS】中国でこのほど発表された調査報告によると、北京、上海、広州の主要都市の中学生の「早恋(訳:早すぎる恋愛)」現象が楽観視できないことがわかった。調査は、性に関する生理と心理、性行為、性知識、性教育の五つに関して、中学生から大学生までの15~24歳、計5338人を対象に行われた。

 調査を実施したのは、上海社会科学院(Shanghai Academy of Social Sciences)社会学研究所と中国青少年研究センター(China Youth & Children Research Center)少年児童研究所、広州穗港澳(Guangdong-Hong Kong-Macau)青少年研究所。

 調査結果によると、主要都市の中学生のうち、約4分の1(26.3%)が初恋を経験している。過去のデータと比較すると、初デートの平均年齢は徐々に遅くなっている。1999年の平均年齢は男性13.87歳、女性14.45歳だったのが、今回の調査では男性14.73歳、女性15.14歳だった。

 性に対するイメージとして、「楽しい」「美しい」に同意すると答えた男性58.0%、女性58.2%。これに対し、「性とは一種の責任だ」と感じている青少年は全体の64.3%に上ることがわかった。また、全体の8.6%が性とは「汚い」ものだと感じており、8.5%が「嫌悪」していることがわかった。

 青少年の「婚約すれば性交渉があってもよい」「愛し合っていれば性交渉があってもよい」「愛がなくても性交渉があってもよい」などの項目への肯定意見が大幅に増加、特に男性の許容度は女性を上回っている。伝統的な考え方の青少年が大半だが、婚前交渉に対する許容度が上がってきている一方で、男女で認識に差があることがわかった。2004年の結果と比較すると、婚前交渉に反対するという男性は0.4ポイント減り、女性は9.3ポイントも減っている。

 調査を行った上海社会科学院などは、思春期の性教育をさらに健全に充実させるために、学校や家庭、社会が一丸となって性教育を進めるべきだとし、インターネットやテレビ、雑誌などのさまざまなチャネルに対して監督と管理を強化し、青少年を偽りの情報から守り、正確で健全な知識を得る手助けが必要だとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News