【7月16日 CNS】盛り上がりを見せる中国の「トイレ革命」。モバイルインターネット技術の活用は、今後さらにトイレのさまざまな難題を解決していくだろう。

 2017年11月19日の「世界トイレデー」に中国住宅都市農村建設部(住建部)が配信を始めした「都市公共トイレプラットフォーム」は、18年7月2日時点で登録者10万人を超え、のべ50万件以上のアクセス数を記録している。

 住建部の責任者は、「このプラットフォームは『トイレ革命』活動に賛同し、全国各地の公共トイレのデータをインターネット上で統一管理、共有している。市民はアプリに登録することで、簡単に近場のトイレを調べたり、問題点を報告したりできるなど、街の公共トイレの管理とサービス向上を実現している」と説明する。

 アプリではトイレの位置情報以外に、トイレットペーパーの備え付け状況や、無線LANや障害者用トイレ、乳幼児設備なども調べることができる。

 また、トイレに対する評価やクレーム、フィードバックなどを投稿できる機能も備えており、一般的な評価や問題など、ユーザーからのコメントが寄せられている。

 こうした情報をもとに、トイレの管理者は絶えずトイレの基礎データを改善、クレーム処理情報などを常時管理し、現場の巡視員も適切に対応することで、公共トイレの管理水準向上につなげていくとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News