【7月13日 CNS】中車長春軌道客車(CRRC Changchun Railway Vehicles、中車長客)は中国の企業として初めて、米ニューヨーク地下鉄(New York City Subway)に車両・設備サプライヤーとしての納入資格を取得したと発表した。
中車長客によると、米国6月27日(東部時間)、ニューヨーク市都市交通局(New York City Transit Authority)はニューヨーク地下鉄の納入資格審査契約の最終ミーティングを開催し、中車長客の地下鉄納入資格審査合格証に署名した。

 ニューヨーク地下鉄は、北米で最も繁忙で規模が大きい鉄道ネットワークを有する。ニューヨーク市都市交通局は地下鉄路線25本、地下鉄車両6418両を運営し、年間の旅客輸送量は25億人回に上る。

 中車長客は、2014年に同地下鉄の資格審査の準備に着手して以来、厳格な資格審査の認証プロセスと製品に関する1年を超える実際の搭乗確認試験を経て、車体、システム、台車の資格認証を通過し、最終的にニューヨーク地下鉄の車両納入資格を取得するに至った。

 米マサチューセッツ湾交通局(Massachusetts Bay Transportation Authority)は14年、中車長客から地下鉄車両284両を購入し、ボストン(Boston)地下鉄のレッドライン(Red Line)とオレンジライン(Orange Line)に投入し、同線上でそれまで40年使ってきた古い車両と入れ替えると発表した。

 中車長客は、米国の顧客の注文に対し、米国基準に完全に見合う地下鉄車両を自主開発。ステンレス製の車体を採用し、時速102キロに到達できる。製品寿命は30年を上回り、120項目を越す米国基準を満たし、車体強度と安全性は米国地下鉄の技術的弱点を補完している。

 中車長客の米スプリングフィールド(Springfield)工場は、今年4月より生産を開始し、ボストン地下鉄オレンジライン用として初めて納入する車両もここで誕生する予定だ。15年建設を進めてきた同工場は、中国の鉄道車両メーカーが米国で初めて投資・設立した生産基地だ。

 中車長客は17年には、ボストン地下鉄の追加車両入札とロサンゼルス(Los Angeles)地下鉄のレッドラインとパープルラインの車両入札で相次いで落札している。

 中車長客の米国法人は徐々に北米地域のマーケットと開発の中心になりつつあり、現地で200人の就業の機会を提供し、現地化生産と現地購買比率を引き続き高めて行く。今後数年は、ニューヨークを含む多くの米都市の地下鉄車両の入札が続き、同社スプリングフィールド工場はますます忙しくなるとみられる。(c)CNS/JCM/AFPBB News