【7月12日 AFP】ツール・ド・フランス(2018 Tour de France)は11日、第5ステージ(ロリアンからカンペール、204.5キロメートル)が行われ、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が最後のスプリントを制して今大会2勝目を挙げた。

 チームスカイ(Team Sky)の前回王者クリス・フルーム(Chris Froome、英国)をはじめ、総合首位を争う多くの選手がサガンと同タイムでフィニッシュし、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のフレフ・ヴァンアフェルマート(Greg Van Avermaet、ベルギー)は総合首位のマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を守った。

 クイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert、ベルギー)は最後の上り坂で早めにスパートを仕掛けたが、追走する集団との差を十分につくることができずに3位に終わった。

 その後、フィニッシュラインが近づいたところで一時ヴァンアフェルマートが首位に躍り出たが、ピークのタイミングが早すぎてサガンに抜かれた。最後はバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のソニー・コルブレッリ(Sonny Colbrelli、イタリア)が追いすがったが届かず、第2ステージと同じくサガン、コルブレッリのワンツーフィニッシュとなった。

 サガンはレース後、ヴァンアフェルマートのおかげでステージ優勝ができたと話した。「フレフ(ヴァンアフェルマート)に感謝したい。彼の仕掛けが私に有利に働いた。彼が狙ってそうしたのかどうかわからないが、彼が多くの選手をふるいにかけたんだ」

 サガンはポイント賞首位の座を固め、マイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)をキープしている。(c)AFP/Damian MCCALL