【7月12日 時事通信社】タイ北部チェンライ郊外の洞窟に閉じ込められた少年ら13人の救出で、救助責任者を務めたチェンライ県のナロンサク知事は11日、記者会見し、酸素濃度の低下と水位上昇への懸念により、救出決行を予定より早めたことを明らかにした。

 知事は、洞窟内の酸素濃度は通常より低い15%以下だったと説明。「12%を下回れば危険。まだ準備に時間をかけたかったが、早めなければならなかった」と語った。

 また、知事は「大雨が降れば洞窟は完全に水没する」と指摘。大雨が予想され、水位の上昇が懸念されたことも考慮したと述べた。13人が待避していた場所の面積はわずか25平方メートルだったという。救助活動中は1日当たり1万~2万立方メートルの水を排出したが、終了後は水が大量に流れ込み、救出が少しでも遅れていれば、さらに困難になっていたと強調した。(c)時事通信社