【7月11日 Parismodes.tv】仏パリで2日、「ディオール(Dior)」18/19年秋冬パリ・オートクチュールコレクションが開催された。

 「ディオール」デザイナーのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)をはじめ、ファッションデザイナーでモデルのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)、モデルのカミーユ・ロウ(Camille Rowe)、ルース・ベル(Ruth Bell)、ジュエリーデザイナーのガイア・レポシ(Gaia Repossi)、ソーシャライトでモデルのオリヴィア・パレルモ(Olivia Palermo)、モデル兼女優のソフィア・ブテラ(Sofia Boutella)らがインタビューに応じた。

 庭園に建てられたテントと、壁に無数に配置されたキャンバスの白いドレスが印象的なロダン美術館(Musée Rodin)が会場。セットはパリ装飾芸術美術館(Museum of Decorative Arts)で開催された「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の回顧展『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ(Christian Dior, Couturier du Reve)』と似ている。また「ディオール」は2019年2月に、英ロンドン(London)のヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert MuseumV&A)でも、同様の大規模展示会を開催すると発表している。

 繊細さと軽さあふれるコレクションはアトリエのノウハウに敬意を表すとともに、マリア・グラツィア・キウリの創造的なビジョンを具現化。ウエストマークやウイングスリーブ、リブ付きショルダーでボディーラインを強調。モダンなエレガンスさあふれる、洗練されたシルエットだ。

 オーガンザの花を刺しゅうしたビスチェと、素肌のような着心地のチュールのプリセ ソレイユ・ガウンにも注目したい。

 袖またはベストの背面のプリーツも要チェックだ。豊かなボリューム、バットスリーブのコート、最後に登場したサテンシルクのカラフルなドレスは驚きのデザインだ。カラーパレットは、濃紺、ミリタリーグリーン、ヌードカラーが中心だった。(c)Parismodes.tv