【7月11日 AFP】米映画会社ワーナー・ブラザーズ(Warner Bros)は9日、映画の都ハリウッド(Hollywood)のシンボルとなっている有名な「HOLLYWOOD」の看板に観光客を送り届けるケーブルカーの建設計画を地元自治体に示した。名称は「ハリウッド・スカイウエー(Hollywood Skyway)」で建設費は1億ドル(約110億円)。全額を同社が負担するという。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)によると、ケーブルカーはワーナー・ブラザーズの本社があるロサンゼルス近郊バーバンク(Burbank)から「HOLLYWOOD」の看板の近くにあるビジターセンターまでの1.6キロメートル余りを6分で結ぶ計画。

 ワーナー・ブラザーズは、ケーブルカーには道路混雑の緩和、安全の向上、近隣住民の不満を和らげる目的があり、近くにあるグリフィス・パーク(Griffith Park)や周辺の住宅街を守る、環境への影響が最も少ない案だと考えているとしている。

 近年はウーバー(Uber)などの配車サービスやナビゲーションアプリによって車で「HOLLYWOOD」の看板の近くまで行くことが容易になり、交通渋滞などの問題が悪化したと住民らは言う。この地域は住宅が点在しており、同社はケーブルカーが実現すれば住宅の前を通るハイカーや車が減ると見込んでいる。

 ケーブルカー建設のアイデアは以前から浮上していたが障害に突き当たるのが常だった。ワーナー・ブラザーズの計画はまず承認される必要があり、承認手続きも含め完成まで5年程度かかるとみられる。(c)AFP