【7月13日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)連雲港市(Lianyungang)開発区にある晨興環保産業の廃棄物焼却発電所で4日、中国初となるバイオ式生ごみ処理機の第一期稼動ラインのテストが行われた。

 このプロジェクトは、ドイツなどの技術を導入し、総投資額は2億5000万元(約41億円)。2期に分かれて実施し、合計のごみ処理能力は1450トン。このうち、1期の投資額は約1億7000万元(約28億円)で、750トンのごみが処理される予定。

 バイオ式生ごみ処理とは、コンピューター管理された乾燥庫に空気を流動させて微生物を生み出し、その微生物の力を利用して生ごみをすばやく水に分解する処理方法。これにより、処理前の750トンのごみは焼却炉へ送られる時には450トンまで削減できる。

 合わせて、焼却時に必要となる石炭も毎年1.5万トンを削減できるため、石炭から排出される煙と一酸化炭素をそれぞれ35%、60%減らし、工場から出る煙に含まれる塩化水素や煙じん、有毒物などの排出を最大限に抑えることができる。(c)CNS/JCM/AFPBB News