【7月11日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)は10日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第25シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は世界52位のカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)に苦戦しながらも3-6、6-3、6-4で逆転勝利を収め、自身11回目となるウィンブルドン4強入りを果たした。

 元世界ランク1位のセレーナは、今大会初めてセットを落として敗退のピンチを迎えたが、苦境から力強く抜け出してグラス(芝)コートの本戦通算100勝目を挙げた。8回目の大会制覇を目指すセレーナは、準決勝で第13シードのユリア・ゲルゲス(Julia Georges、ドイツ)と対戦する。

 セレーナの四大大会(グランドスラム)ベスト4はこれが35回目で、優勝した2017年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来およそ1年半ぶりとなった。同年9月に長女のアレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産したセレーナは、長いブランクで鈍った感覚を徐々に取り戻しながら、自身10回目となるウィンブルドン決勝まであと一つに迫っている。

 グランドスラム通算23勝を誇るセレーナだが、仮に今大会を優勝すれば、母親としてグランドスラムを制した数少ない選手の仲間入りを果たすことになる。

 今大会の女子シングルスは、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)、キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)、スローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)らが早い段階で敗退し、セレーナにとっては優勝を狙いやすい状況が生まれている。

 ゲルゲスは3-6、7-5、6-1で第20シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)を退け、自身初のウィンブルドン準決勝に進出した。

 第11シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)も4強入りしており、今大会はシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)とアンケ・フーバー(Anke Huber)がベスト4に入った1993年の全仏オープン(French Open)以来、準決勝にドイツの女子選手が2人勝ち残ったグランドスラムになっている。

 ランキング上位勢が総崩れしたことで、残った選手では最上位シードとなっていたケルバーは、6-3、7-5で第14シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)を下しての勝ち上がり。ウィンブルドンはこれが3回目のベスト4入りで、2016年にはセレーナに優勝を譲ったが決勝に進出した。

 同年の全豪オープンテニスと全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)を制している30歳は、自身7回目のグランドスラム準決勝で第12シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)と顔を合わせる。

 前年の全仏オープン女王であるオスタペンコは、7-5、6-4でドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を下し、ラトビアの女子選手としては初となるウィンブルドンの準決勝進出を果たした。(c)AFP