【7月10日 AFP】(更新、写真追加)タイ北部チェンライ(Chiang Rai)県のタムルアン(Tham Luang)洞窟にサッカーチームの少年らが閉じ込められていた事故で、最後まで洞窟内に取り残されていた5人が10日、18日ぶりに救出された。これにより、世界中の注目を集めた困難な救助作戦は完了した。

 外国人エリートダイバーらとタイ海軍特殊部隊は、暗闇の中で狭い水中通路をくぐり抜ける必要もある厳しい脱出経路をたどり、同日午後に少年4人とコーチ1人を洞窟外へと誘導した。

 同部隊はフェイスブック(Facebook)上で、サッカーチームの「12人とコーチの全員が洞窟から救出された。皆無事だ」と発表。投稿の末尾には、過去2日間の少年8人の救出を祝う時にも用いられ、同部隊のトレードマークとなった「Hooyah(フーヤー)」との掛け声が添えられた。

 救助隊の責任者によると、最後まで少年らに付き添っていた医師1人を含むタイ海軍ダイバー4人も、同日夜に無事洞窟から出たという。(c)AFP