【7月10日 Parismodes.tv】仏パリで1日から6日まで18/19年秋冬パリ・オートクチュールコレクションが開催され、3日には「シャネル(Chanel)」が新作を発表した。

「シャネル」ファッション・プレシデントのブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)とデザイナーのユベール・バレール(Hubert Barrère)がインタビューに応じた。

 会場はパリの「グラン・パレ(Grand Palais)」。古本屋が立ち並ぶ、セーヌ(Seine)川沿いの遊歩道、フランス学士院(Institut de France)がショーのセットとなった。

 スレンダーで繊細、官能的なシルエットは開いた袖とスカートから、ショートパンツが見え隠れする。裾やへりに施したスパンコールや宝石の刺しゅうからはアトリエの職人たちの技を感じる。ツイードは柔らかく、色合いも洗練されている。イブニングドレスは、夜に輝くパリの記念碑を彷彿させるグラフィックな刺しゅうで装飾。ショルダーは誇張され、際立っている。小さめのカクテルドレスは縦方向にプリーツを施し、トップスはウエストでシワ加工を施した。小さめのチュールドレスにはボリューム感もある。

 オープンジャケットの袖から見える長い手袋、足首で折り返した小さなブーツ、メタリック感やキルティング、襟や袖に施された羽根の刺しゅうなど、ディテールにも注目したい。(c)Parismodes.tv