【7月10日 AFP】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は9日、2020年までに全世界の店舗およそ2万8000店でプラスチック製ストローを廃止すると発表した。使い捨てプラスチック製品をめぐっては環境汚染などの原因になるとして、大手企業などが対策に乗り出す動きが出てきている。

 プラスチック製ストローは今後、すでに米国とカナダの店舗で試験的に導入されているリサイクル可能なふたへ切り替えられる予定だという。

 ただ、コーヒーと氷を混ぜた「フラペチーノ(frappuccinos)」には紙製のストロー、もしくは発酵させた植物でんぷんをもとに作られた、肥料として利用可能なプラスチックのストローが提供され、必要な客は1本もらうことができる。

 スターバックスの推定によると、客がストローを頼めば提供するようにすれば年間10億本のストローを削減できるという。(c)AFP