【7月10日 AFP】英首相官邸は9日、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)に関するテリーザ・メイ(Theresa May)首相の方針をめぐり電撃辞任したボリス・ジョンソン(Boris Johnson)外相の後任に、ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)保健相(51)が就任すると発表した。

 英オックスフォード大学(Oxford University)を卒業後、経営コンサルタントとして就職したハント氏は、後に英語教師として来日。今でも流ちょうな日本語を話す。

 保健相時代には、医師の勤務時間や報酬の変更といった議論のある改革を断行。大規模な抗議行動を招き、大きな批判も浴びた。

 EUからの離脱の是非を問う2016年の国民投票でハント氏は、当時のデービッド・キャメロン(David Cameron)政権の立場である残留派の中心人物だった。前任のジョンソン氏が離脱派の筆頭格だったのとは対照的だ。

 しかしハント氏は、今ではブレグジットを支持。昨年地元LBCラジオが行ったインタビューでは、EUの交渉アプローチが「尊大」で「失望をもたらす」と批判していた。(c)AFP