【7月12日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているアジア勢は、今大会でインパクトを残すことを期待されていなかった。しかし、W杯での勝ち点記録の更新、そして世界の強豪相手に見せたいくつかの素晴らしいパフォーマンスは、2022年W杯カタール大会(2022World Cup)に向けて希望をふくらませた。

 決勝トーナメント1回戦で日本代表がスター集団のベルギー代表を相手に悔しさの残る敗戦を喫していなければ、韓国代表が2-0で世界王者ドイツ代表を破った試合は、偶発的な勝利とみなされていただろう。イラン代表もクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を擁する欧州王者ポルトガル代表に勝利する一歩手前まで迫り、格下のチームが古豪との差を縮めつつあるかもしれないという一つの兆候になった。

 今大会でアジアサッカー連盟(AFC)の加盟国は一つも準々決勝進出を果たせなかったが、それでも日本と韓国、イランは顔を高く上げ、W杯が20年ぶりにアジアに帰ってくる2022年のカタール大会に向けて好感触を手にし、ロシアの地を後にした。アジア勢が挙げた合計の勝ち点は史上最多の15となり、グループ敗退に終わったエジプト、モロッコ、ナイジェリア、チュニジア、セネガルといったアフリカ勢が記録した勝ち点11を上回る。

 英サッカー誌「フォーフォーツー(Four Four Two)」の記者アンディ・ジャクソン(Andy Jackson)氏は、AFPに「AFCに加盟している国々は、今年のW杯から大きな刺激を受けるはずだ」と話している。

「彼らは2022年大会を楽しみにしているはずだし、カタールで開催されるW杯では、アジアの国の一つがロシア大会でわれわれが目にしたようなとびきりの番狂わせを起こすという希望があると期待していいだろう」

 AFCのサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)会長は、「日本は素晴らしいクオリティーを見せ、今大会でも最高のチームの一つと勇敢に戦うことができるという特色を披露した」と語った。

「彼らの成功は、世界の強豪国と互角に渡り合うことで、アジアのチームの素晴らしい成長を示してくれた」

「今大会の日本代表とそのサポーターは顔を高く上げたままロシアを去り、世界中のサッカーにおける地位や敬意は著しく高まった」 (c)AFP