【7月9日 AFP】ツール・ド・フランス(2018 Tour de France)は8日、第2ステージ(ムイユロンサンジェルマンからラロシュシュルヨン、182.5キロメートル)が行われ、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)がステージ優勝を飾り、総合首位のマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)をまとった。  

 開幕ステージを制したクイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のフェルナンド・ガヴィリア(Fernando Gaviria、コロンビア)は、残り1.3キロ地点で大人数が絡んだクラッシュに巻き込まれて脱落。最後は落車をまぬがれたサガンをはじめとする、約15人の集団のスプリント勝負となった。  

 史上最多タイとなる5回目の総合優勝を目指すチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、開幕ステージに続く落車を逃れたが、ミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)に所属する同胞のアダム・イェーツ(Adam Yates)は、自身とチームメートが共に落車し、後れを取る結果となった。

 サガンは追いすがるバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のソニー・コルブレッリ(Sonny Colbrelli、イタリア)、FDJのアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)を振り切って首位でフィニッシュ。4位にはロット・ソウダル(Lotto Soudal)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel、ドイツ)が入ったが、上位3人とのデッドヒートに加わることはなかった。

 サガンは「ファンにとって素晴らしいスタートとなった。きのうはフェルナンドが勝ち、今のイエロージャージーは私だ。エキサイティングだね」とコメント。前回大会ではマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)の走行を妨害し、落車を招いたとして失格処分を受けた同選手は、「今回は良い年になると分かっていた」と付け加えた。(c)AFP