【7月8日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているイングランドが28年ぶりに準決勝進出を決めたことで、同地域のファンたちが歓喜に沸いている。

 ロンドンにあるフラット・アイアン・スクエア(Flat Iron Square)には巨大ディスプレーでの試合観戦を目的に650人が押し寄せ、イングランドがスウェーデンに2-0で勝利すると、ビールを浴びながら「Football's coming home(フットボールが母国に帰ってくる)」というチャントとともにパーティーが始まった。

 22歳の息子に「こんなことはおまえの人生で二度と経験できないぞ。まあ俺もだけどな」と話したというケンブリッジ(Cambridge)出身の50歳のファンは、「われわれは本当に勝った。これこそ、まさにこの国が必要としていたものだよ。絶対に世界王者になれると信じている。50年間心に描いてきたけれど、われわれはずっと下を向いていた。いよいよだ!」と語った。

 W杯の舞台でイングランドが最後に準決勝に進んだのは1990年であり、現在の代表メンバーのうち16人は当時生まれてさえいなかった。

 フラット・アイアン・スクエアでは、多くの人がイングランドの国旗を手に持ち、頬にはペイントを施していた。またレプリカのユニホームを着ていた男性が数多くいた一方で、気温30度という灼熱(しゃくねつ)の中、服を脱いだ人も非常に多かった。(c)AFP