【7月7日 AFP】スペイン北部ナバーラ(Navarra)州パンプローナ(Pamplona)で6日、牛追いで有名な「サン・フェルミン祭(San Fermin Festival)」が開幕した。だが今年は、2016年の開催時に起きたレイプ事件による影響が、700年以上の伝統を誇る祭りに暗い影を落としている。

 同日正午、市庁舎のバルコニーからロケット花火の打ち上げられたのを合図に、1週間にわたって行われるサン・フェルミン祭りが開幕すると、浮かれ騒ぐ人々が街にあふれた。

 しかしサン・フェルミン祭をめぐっては、裁判所が今年4月、2016年の祭りの最中に当時18歳だった女性を集団レイプした5人の男に対して、より重罪の「強姦」ではなく「性的虐待」の罪で有罪判決を言い渡したことで、同国各地で抗議デモが繰り広げられた。また裁判所は祭りの開始直前に5人の保釈を認めるなど、今も祭りには暗い影が差している。

 今回、街の中心部にある広場には「性犯罪のない街、パンプローナ」と書かれた市当局のスローガンが掲げられ、市当局も、身の危険を感じた際に利用できる女性向けの携帯電話アプリを発表している。(c)AFP