【7月6日 AFP】メキシコの次期大統領に決まったアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)氏は5日、12月1日に開かれる大統領就任式に米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を招待すると発表した。

 ロペスオブラドール氏は記者会見で「われわれは隣国同士であり、経済・貿易関係があり、友好関係がある。開発で協力することは非常に重要だ。われわれは3180キロメートルの国境で接している。したがってトランプ大統領を招待する」と述べ、トランプ氏が出席するかどうかは「彼のアジェンダ、彼の決断次第だ」とした。またカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相も招待すると明らかにした。

 2016年の米大統領選でメキシコ非難を繰り返したトランプ氏が当選したことで米メキシコ関係は悪化していたが、2日のトランプ氏との初の電話会談で2人の馬が合うところをうかがわせたロペスオブラドール氏は、改めて両国の関係改善に取り組む姿勢を示した。(c)AFP