【7月5日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は4日、所属していた元DFのエリック・アビダル(Eric Abidal)氏への移植のために違法に肝臓を入手したとの報道を否定した。

 バルセロナの裁判所は、臓器の不正取引の可能性について1年以上調査を行っていたが証拠不足により続行を断念したと、AFPの取材に明かした。

 バルセロナは英語版の公式サイトで「FCバルセロナは、この件におけるいかなる不法行為について完全に否定する」と発表している。

 元フランス代表のアビダル氏は2012年4月にバルセロナの病院で肝臓移植の手術を受けており、1年後には選手キャリアを再開させ2014年に現役を引退した。

 アビダル氏の基金もまた、「アビダルの病気の治療におけるすべての不正行為に関する明確な否定」を発表している。

 地元デジタル紙エル・コンフィデンシアル(El Confidencial)は4日朝、バルセロナがアビダルの肝臓を不正に入手していたとサンドロ・ロセイ(Sandro Rossell)元会長が主張する電話の盗聴内容を報じた。

 ロセイ氏は、ブラジルのテレビ放映権に関連するマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で出廷する予定になっており、ネイマールをバルセロナに加入させた取引についても調査を受けていた。

 38歳のアビダル氏は今年6月、バルセロナのスポーツディレクターに就任している。

 バルセロナは、「これだけ敏感な問題の情報が広められていることに関して、厳密さが欠けていたことにクラブは悲しみを覚える」と発表している。

 アビダルの手術を行った病院とスペインの臓器提供機関(ONT)の双方がいかなる不正行為についても否定している一方で、ONTは内部調査を開始すると付け加えている。(c)AFP