【7月4日 Parismodes.tv】洗練されたディテールとカラフルな色使い、ぜいたくに生まれ変わった日常使いの服と必須アイテムのコレクション――「エルメス(HERMÈS)」がメンズウェアの新作を発表した。メンズウェア部門アーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)がインタビューに応じた。

 会場はリネンをつるしたコルドリエ修道院(Cordeliers’ Convent)の拱廊(きようろう)と庭園。プリントは陽の光に照らされたかのようなベージュと白の色合いが中心。レザーとスーツは直接肌の上に着て官能的に。レザーのトラックスーツ、アンクル・ジッパー、ドローストリングのウエスト、フード付きスエットシャツなど、スポーツの要素を多く取り入れ、エレガントに再解釈した。

 注目アイテムはラムスキン素材のジップアップジャケットや、リバーシブルなリブ付き防風ジャケット。鮮やかな色は、3Dチェックのステッチプリント・パズルやグラフィック・ジップ・ポロシャツに活力を与える。また、爬虫類(はちゅうるい)のパンツやシャツ、トールブライトジャケット、ネックラインにドレープを施した柔らかいTシャツ、ピンクの古着風シワ加工ジャケット、肩に掛けたバナナバッグと、バッグを飾る虹模様にも注目だ。(c)Parismodes.tv