【7月4日 AFP】タイのチェンライ(Chiang Rai)県にあるタムルアン(Tham Luang)洞窟に閉じ込められ、2日に生存が確認されたサッカーチームの少年12人とコーチ(25)を映した新たな動画が4日、公開された。少年たちはカメラの前であいさつし、元気だと語った。

 この動画はタイ海軍特殊部隊がフェイスブック(Facebook)で公開したもの。13人中11人がそれぞれカメラの前でタイの伝統的なあいさつをした後、愛称を名乗り、「ぼくは元気です」と述べていた。

 中には保温用ブランケットを羽織っている少年や、ウエットスーツを着た笑顔のダイバーに付き添われている少年もいた。約1分間の動画の最後に1人の少年が、自己紹介の時に自分は忘れられていたと言うと笑い声が上がり、明るい雰囲気で終わった。

 少年たちはリラックスしている様子で、2日夜に英国のダイバーに発見されたときよりもずっと生き生きとしていた。少年らは水位の上昇により洞窟内に閉じ込められ、洞窟の奥に避難していた。

 タイ海軍特殊部隊のダイバー複数と衛生兵が投入され、「イノシシ」という名のサッカーチームを救出するための複雑なミッションが始まっている。(c)AFP