【7月4日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているルイス・スアレス(Luis Suarez)は3日、ウルグアイは準々決勝で対戦するフランスのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の脅威を無効化することに自信を持っていると明かした。

 スアレスはベースキャンプ地のロシア・ボル(Bor)で取材に応じ、今大会でここまで1失点しかしていないチームの守備陣を信頼していると語った。

「彼(エムバペ)がとても優れた選手であることは誰もが知っている。しかし、彼を抑え込むだけの非常に高い守備力がわれわれにはある」

 19歳のエムバペは、フランスがアルゼンチンに4-3で勝利したスリリングな一戦で輝きを放った。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に所属するエムバペはこの試合で2得点を挙げており、その速さや技術からフランスの先制点につながるPKを獲得した。

 またスアレスはフランスにはエムバペ以上の脅威が存在するとし、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)について「素晴らしい左足を持っている」と語った。

 グリーズマンは所属するアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)でウルグアイのディエゴ・ゴディン(Diego Godin)やホセ・マリア・ヒメネス(Jose Maria Gimenez)とともにプレーして、マテ茶を一緒に飲む仲で、さらにウルグアイがW杯の出場を決めた際には、チームメートを出迎えるため同国のユニホームを身にまとって空港に姿を現したこともある。

 そうしたことから「グリーズマンはウルグアイのハーフ」という主張が最近出ているが、スアレスはあまり納得していないようだ。

「たとえ彼がどれだけ自分のことをウルグアイとのハーフだと言っていたとしても彼はフランス人であり、ウルグアイ人の感情は分からない」

「非常に限られた人しか挑戦することのできないフットボールの世界で成功するため、ウルグアイ人の男たちが少年のころから尽くしてきた献身や努力を彼は知らない」 (c)AFP