【7月15日 Xinhua News】ドイツで高級デパートを展開するブロイニンガー社は29日、国内の全11店舗で、中国で最も普及している2種類のモバイル決済方式を導入することを発表した。 

 デュッセルドルフ最大の繁華街にある同社の店舗では、各フロアの総合レジカウンターにWeChat Pay(微信支付)と支付宝(アリペイ)のマークが置かれており、あるレジ担当者によると、すでに支付宝で支払いを済ませた中国人客がいたという。 

 ブロイニンガー社は同日、デュッセルドルフで行った記者会見で、中国の2種類のモバイル決済方式を全店舗に導入したドイツ初のデパートチェーンになったことを発表した。 

 ドイツの電子金融関係の専門家は「過去数年間で、支付宝とWeChat Payがデジタル化を推進したい企業の選択肢として大きな支持を得ることは証明されていた」と語った。

 ブロイニンガー社は1881年創業。シュツットガルト、ライプチヒなど11都市に大型デパートを展開し、従業員5500人以上を抱える。2008年からはオンラインショップも展開している。(c)Xinhua News/AFPBB News