【7月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は2日、エジプト代表FWのモハメド・サラー(Mohamed Salah)と新たに長期契約を結んだと発表した。チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督も、トロフィー獲得を目指す中で大きな弾みになると喜んでいる。

 昨季52試合で44ゴールを挙げた26歳のサラーが5年とも報じられる契約をリバプールと結んだことについてクロップ監督は、同選手が示した信頼が、クラブが輝かしい時代に突入していることを映し出していると話している。

 クロップ監督の下、リバプールは連動性のあるサッカーで定評があるが、ドイツ出身のカリスマ指揮官は過去3度の決勝の舞台で一度もタイトルを獲得できていない。また、過去に所属したルイス・スアレス(Luis Suarez)やフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)といったワールドクラスの選手たちは、タイトルを求めてスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍しており、サラーが成功を収める過程で忍耐強くあることをクロップ監督は祈らないといけない。

 昨年にイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)から当時3900万ユーロ(約48億円)の移籍金でリバプールに加入したサラーの得点力は、チームのレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝進出にも大きく貢献した。

 クラブのウェブサイトでクロップ監督は「(新契約は)二つのことを明確に示している。一つはリバプールに対する彼の信頼。もう一つはわれわれの彼に対する信頼だ」とすると、「われわれは、世界最高峰の才能を持った選手がアンフィールド(Anfield)をホームにする姿を見たい。ここが彼らのプロとしての夢や野望をかなえられる場所であれるよう、われわれは一生懸命に取り組んでいる」と語った。(c)AFP/Pirate IRWIN