【7月2日 AFP】米カリフォルニア州で、強風と高い気温のため山火事が相次いで発生し、広範囲に延焼している。州内各地の当局では、山火事の恐れが極めて高い気象条件の際に出される「レッドフラッグ警報」を発令し、住民に避難命令を出している。

 州森林保護・防火局(Cal Fire)によると、最も新しい山火事は6月30日に同州ヨロ郡(Yolo County)で発生し、7月1日の午後までに9000ヘクタールを焼いて隣接するナパ郡(Napa County)にも拡大した。消防車100台以上とヘリコプター十数機が出動して消火に当たっているが、鎮火の見通しは全く立っていないという。

 一方、レーク郡(Lake County)で起きた山火事は、約5700ヘクタールが焼失したものの、鎮火率は1日朝までに73%に達した。サンホアキン郡(San Joaquin County)の山火事も、延焼範囲が約5000ヘクタールに及んでいるものの、75%は鎮火した。(c)AFP