【7月2日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第8戦のオランダGPは1日、TT・サーキット・アッセン(TT Circuit Assen)でMotoGPクラス決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins)、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales)の同胞2人との争いを制して優勝を飾った。

 レースの大半で集団が形成され、順位が目まぐるしく入れ代わる展開の中で、マルケスは終盤に抜け出してトップを奪うと、そのまま2秒269差で逃げ切って勝利した。

 マルケスは「この大会で逃げを打つのは難しいと分かっていた。クレイジーなレースだったよ。特にストレートは風がすごく強かった。僕は待つと決めた。どの選手も周りと接触していた。タイヤマネジメントにも苦心した。最後の3周は全力でプッシュした」と話した。

 年間首位に立つマルケスは、今大会5位だったヤマハのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)との差を41ポイントに広げている。

 2連勝中だったドゥカティ(Ducati Team)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)は、10番手スタートながら序盤でトップに躍り出て、ロッシと競り合いながらしばらくその位置をキープしたが、最終的には7位にとどまった。(c)AFP