【7月2日 AFP】メキシコで大統領選や連邦議会選などの選挙が一斉に実施された1日、新たに政党員2人が殺害された。コンサルティング企業のまとめによると、今回の選挙期間中に殺害された政界関係者は合計で145人に達した。

 中西部ミチョアカン(Michoacan)州コンテペク(Contepec)の警察当局によると、同日朝、労働党(PT)の党員フローラ・レセンディス・ゴンザレス(Flora Resendiz Gonzalez)氏が自宅で銃撃を受け死亡した。

 中部プエブラ(Puebla)州でも同日、与党・制度的革命党(PRI)のフェルナンド・エレーラ・シルバ(Fernando Herrera Silva)氏が銃で撃たれて死亡した。PRIは声明で州に今回の選挙の安全を保障するよう求めた。

 メキシコでは選挙期間中、毎日のように政治絡みの殺人が発生し、コンサルティング会社エテレクト(Etellekt)によると、昨年9月以降に政界関係者少なくとも145人が殺害されている。

 今回の選挙はメキシコ史上、最も暴力にまみれた選挙となった。(c)AFP