【7月2日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2018)は1日、イリノイ州キルディア(Kildeer)のケンパーレークGC(Kemper Lakes Golf Club)で最終日が行われ、韓国の朴城炫(Sung-Hyun Park、パク・ソンヒョン)が通算10アンダーで並んだ畑岡奈紗(Nasa Hataoka)、柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)とのプレーオフを制し、メジャー通算2勝目を挙げた。

 昨年の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2017)を制した24歳の朴は、世界ランキング首位返り咲きを目指した柳、19歳の畑岡をプレーオフで下し、優勝賞金54万7500ドル(約6100万円)を獲得した。  

 世界ランキング5位の柳と同6位の朴は、プレーオフ1ホール目(18番)でバーディーを記録。パーに終わった畑岡はここで敗退した。2017年の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)年間最優秀選手賞を分け合った朴と柳は、ともにプレーオフ2ホール目(16番)でグリーンに上がったが、緊張感も最高潮に達した場面で悪天候となり、プレーは20分間中断した。

 再開されると柳はバーディーパットを外した一方、昨年のLPGA新人賞に輝いた朴はこれを沈め、5月のテキサスシュートアウト(Volunteers of America Texas Shootout 2018)以来の優勝を飾った。朴は昨年の全米女子オープン、カナディアン女子オープン(Canadian Pacific Women's Open 2017)に続き4つ目のLPGAタイトルの獲得となった。  

 先週ウォルマートNWアーカンソー選手権(Walmart NW Arkansas Championship Presented by P&G 2018)で米ツアー初優勝を飾った畑岡は、この8日間でこれまでの通算獲得賞金を上回る54万6000ドル(約6000万円)を手にしている。首位と9打差で最終日を迎えた畑岡は、2イーグル、5バーディー、1ボギーの猛チャージで通算10アンダーとして朴と柳に並んだ。(c)AFP