【7月2日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にスペインを下したロシアの守護神イゴール・アキンフェエフ(Igor Akinfeev)は1日、チームのゲームプランはそのPK戦に持ち込むことだったと明かした。

 スペインは、セルゲイ・イグナシェヴィッチ(Sergei Ignashevich)のオウンゴールで先制しながらも、ハーフタイムを前にジェラール・ピケ(Gerard Pique)のペナルティーエリア内でのファウルからPKを与えると、ロシアのアルテム・ジュバ(Artem Dzyuba)に同点ゴールを許した。

 圧倒的にボールを支配して試合の主導権を握った2010年南アフリカ大会王者だったが、延長に入ってもロシアの守備網を崩すことはできなかった。

 PK戦でアキンフェエフはコケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')のシュートをセーブしてチームにリードをもたらすと、さらにイアゴ・アスパス(Iago Aspas)のキックを足で止めて、モスクワのルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)に歓喜の渦を巻き起こした。

 アキンフェエフは「僕らはPK戦を望んでいた」と明かした。

「素晴らしいW杯を過ごしている。われわれの国だけでなく、他国のファンまでもがこの雰囲気を感じ取り、ロシアがどのようにプレーすべきで、どのようにプレーしたいのかをよく理解しているということを知った」

 ロシアを率いるスタニスラフ・チェルチェソフ(Stanislav Cherchesov)監督は、「このために2年間積み重ねてきて、良い仕事をしてくれた」とコメントしている。(c)AFP