【7月1日 AFP】18F1第9戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2018)は30日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)との僅差の争いを制し、今季初となるポールポジションを獲得した。

 ボッタスはハミルトンを0秒019上回る1分3秒130のコースレコードを記録。メルセデスのフロントロー独占は今季3回目となった。ボッタスはこれが通算5回目のポールで、昨季もこの美しいレッドブル・リンク(Red Bull Ring)でポールトゥウィンを飾っていた。

 ボッタスは「マシンの感触は良い。最後のセッションで10分の1秒は縮められると思っていたし、何とかそれができた」と話した。

「とにかく必要なのは、きれいな良いスタートを切ること。驚くような展開はなくていいし、ターン1でヒーローになる必要もない。スタートさえうまくいけば、優勝を狙えるはずだ。今、誰よりも勝利に飢えているのは間違いなく僕だし、勝つ準備はできている」

 フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は終盤にチームメートのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)をかわす3番手のタイムを出したが、その後にペナルティーを科されて決勝は6番手からのスタートとなった。ベッテルについては、ルノー(Renault)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が予選Q2で走行を邪魔されたと訴えていた。

 ライコネン以下は、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)、ハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)、ベッテル、レッドブルのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、ハースのケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)、サインツ・ジュニア、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)という順番になっている。(c)AFP