【7月1日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は30日、決勝トーナメント1回戦が行われ、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が2得点を記録したウルグアイは、2-1でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を擁するポルトガルを下し、準々決勝進出を果たした。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するカヴァーニは、後半17分にカーブのかかった見事なシュートを沈めて決勝点を挙げ、ウルグアイを8強に導いた。

 前半7分のウルグアイの先制点は、ルイス・スアレス(Luis Suarez)とカヴァーニの素晴らしいコンビネーションから生まれた。カヴァーニは左サイドのスアレスにボールを展開すると、そのままペナルティーエリア内まで走り続け、最後はファーサイドに上がったスアレスのクロスを豪快に頭で合わせた。

 一方ポルトガルは後半10分、CKからぺぺ(Pepe)がヘディングシュートを決めて追いつき、大方の予想に反して消耗戦ではなく試合はスリリングな展開となった。ウルグアイは今大会初失点を喫したが、その後は堅守でポルトガルを封じ、どちらがこの先の舞台にふさわしいのかを徐々に見せつけ始めた。

 終盤にカヴァーニが足を引きずりながら途中交代したことは、オスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督にとって唯一の誤算となった。カヴァーニがニジニーノブゴロド(Nizhny Novgorod)で来週行われるフランスとの準々決勝に出場できるかどうかは、微妙な状況となっている。

 ロナウドの肩を借りてピッチを退いたカヴァーニは、ふくらはぎをアイシングしながら残りの時間をベンチで見守った。

 欧州王者のポルトガルは決勝トーナメント1回戦での敗退が決まり、ロナウドとアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)が同じ日に大会から姿を消す結果となった。

 それとは対照的に、世界屈指のディフェンスと世界最高の2トップを誇るウルグアイの快進撃は続いていく。(c)AFP/Andy SCOTT