【6月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)は28日、同国代表の最多得点記録保持者であるウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が、米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)へ完全移籍することで合意したと発表した。同選手は、キャリアの目標を達成するために米国での成功に飢えていると話している。

 ルーニーの移籍はMLSの移籍市場が開く7月10日に完了となり、同選手はその4日後に行われるバンクーバー・ホワイトカップス(Vancouver Whitecaps)とのホームゲームでメンバー入りする見通し。なお、この試合はD.C.ユナイテッドにとって新スタジアムで行う初めてのゲームとなる。

 ルーニーはコメント文の中で、「新スタジアムの開場を数週間後に控えるというこのようなタイミングでD.C.ユナイテッドに加入することができ、最高の気分だ」と述べた。

「米国、そしてMLSへの移籍は、私の選手キャリアにおける新しい野望を実現してくれる。私はここで成功することに飢えており、これまでプレーしてきたすべてのチームに対して常にそうだったように、このチームに100パーセントをささげたい」

 32歳のルーニーは3年半の契約を結んでおり、給与は1300万ドル(約14億円)と報じられている。プレミアリーグの16シーズンで208得点をマークしたルーニーは、同リーグの通算得点ランキングで2位につけている。

 ルーニーは「今夏初めにこのクラブを訪れたとき、対面したすべてのチーム関係者に強く感銘を受けた。そしてもちろん、アウディ・フィールド(Audi Field、D.C.ユナイテッドの新スタジアム)にもね」と話し、「今ではユナイテッドのユニホームを着てスタジアムのピッチに立つのが待ちきれないし、このクラブに成功をもたらす新たなチームメートの輪に加わるのが楽しみだ」と付け加えた。(c)AFP