【新華社桂林】中国広西チワン族自治区桂林市恭城ヤオ族自治県の伝統料理である恭城油茶(茶葉とショウガなど薬味を炒めて煮出した湯に炒ったコメや落花生を加えたお茶漬け状の食品)は、同自治区の無形文化遺産保護プロジェクトであり、同自治区初の地方の特色ある軽食類製品地理的表示認定商標(産地を特定した表示ができる)でもある。恭城油茶は香りが濃厚で、食べると頭がすっきりする、広西北部地域ヤオ族の郷の伝統的美食だ。だが、各地でそれぞれ作り方が異なり、味は同じではなく、顧客の体験に影響を与えがちだった。そこで先ごろ、生産の要件を満たしている20社を「恭城油茶生産基準企業」として認定した。これ以降、本格的恭城油茶には「統一基準」が誕生したことになる。

「恭城油茶生産基準企業」の認定は、民族の伝統と時代の特性を考慮したもので、何千年も受け継がれてきた油茶を作るプロセスを大切にするのみならず、茶葉や生姜などの食材が国家食品安全基準の要件を満たすことも求めている。同時に油茶経営企業はサービスを提供する場所やサービスの質などに関して、厳しい条件を課せられる。この認証は恭城油茶文化の継承と発展、油茶ブランドの保護に寄与し、ヤオ族の伝統的な食事の市場参入、世界進出を促進するだろう。

 恭城油茶協会 朱燕玲副会長

 基準のない時は各社で味が異なり、苦いものもあれば、渋いのもあった。濃いのもあれば、淡いのもあった。それが、この基準ができてからは、味が統一され、恭城以外の人、初めて油茶に触れる人の誰もが、ほぼ同じ味の油茶を飲めるようになった。

 【解説】恭城油茶は茶葉とショウガが主材料で、煮出した湯は黄金色で、風味は豊か。自治区北部ヤオ族の郷では1日3食、この伝統的な食事が欠かせない。(c)新華社/AFPBB News