【新華社ウルムチ】6月26日は国連の「国際薬物乱用・不正取引防止デー」。中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市薬物取締委員会弁公室はこのほど、マスコミ記者向けに、薬物依存離脱について紹介する活動を実施し、座談会の開催やウルムチ第三教育矯正局(強制隔離薬物依存症治療施設)見学を通じて、より多くの人々に薬物の危害を伝えた。

 第三教育矯正局のスタッフ

 われわれはリモート救急医療プラットフォームを利用し、大病院の救急科の24時間体制の当直医師と連携している。救急医は映像を通じて遠隔で補助的な救急措置を行う。

 ウルムチ第三教育矯正局一大隊 霍躍傑大隊長

 薬物は人類社会の公害であり、公共安全に関わる重大な問題でもある。われわれは新たに収容した薬物中毒者に対し、通常7~15日間の急性解毒期間を設けている。その後、入所体格検査、薬物使用調査、解毒状況の観察を行い、薬物依存の状況や使用した薬物の種類に応じて科学的な解毒プランを策定する。また、入所教育と行動習慣化教育を実施して、薬物中毒者が収容場所の環境に慣れ、治療生活に順調に適応するよう支援している。さらに、薬物中毒者の認知指導を実施し、薬物の危害を理解させ、治療の目標を明確にするとともに、さまざまな手段で健康回復訓練や心理面の矯正、矯正教育、そして職業技能などの訓練を積極的に実施し、薬物中毒者が確実に心身の健康を取り戻し、健康に社会復帰ができるようにしている。

 治療中の薬物中毒者

 私は体も心も回復は良好だ。薬物をいったん摂取すると、断薬に一生かかる。薬物を試してみたいと思っている、もしくはすでに薬物を摂取している全ての人々に忠告したいのは、薬物摂取が最後に行き着く先は一つの道しかないということだ。つまり、家族と離れ離れになり、一家が離散し、自身だけでなく、家族も傷つける。全ての人々が過ちに気付いて道を引き返し、薬物を早急に断つことを望む。

 【解説】新疆ウイグル自治区では、薬物犯罪撲滅への取り組みの強化に伴い、薬物犯罪が一定程度抑制されている。同自治区高級人民法院(裁判所)によれば、2017年6月から2018年5月にかけて、同自治区全体で受理した第一審の薬物犯罪案件は1207件だった。新たに受理した件数は前年同期比22.4%減少しており、薬物犯罪撲滅の戦いは大きな成果を挙げている。(c)新華社/AFPBB News