【6月27日 Parismodes.tv】19日から24日まで仏パリ(Paris)市内で、19年春夏メンズコレクションが開催され、21日には、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」が新作を発表した。

 現代アーティストの村上隆(Takashi Murakami)、米ラッパーのリル・ポンプ(Lil Pump)、ファッションモデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、英歌手のリタ・オラ(Rita Ora)がインタビューに応じた。

 会場となったパレ・ロワイヤル(Palais Royal)の庭園には長い虹色のキャットウォークを設置。前方の数列のみが着席しており、「ルイ・ヴィトン」のスタッフらは立っていた。全員がコレクションの色のTシャツを着ていた。

 フロントローには、アルノー(Arnault)一家の隣に、米ラップ歌手のカニエ・ウエスト(Kanye West)、米タレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)、歌手のリアーナ(Rihanna)、リタ・オラ、米ラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、リル・ポンプ、ナオミ・キャンベル、モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)、デザイナーのキム・ジョーンズ(Kim Jones)やクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)など、そうそうたる顔ぶれが。

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛ける初のコレクションはエレガントな56の新ルックで構成され、白やベージュ、トープ(ヴァージルのお気に入りの色)で始まった。モノグラム・コットン、トーン・オン・トーン、透明感のあるパーカーやオーガンザTシャツなど、ゆったりとした着こなしが特徴。

 ストラップ付きのスリーブレスレザージャケットは、Tシャツの上に着用。蛍光色と絞り染めは再解釈し、突き刺すようなレッドなど、より深みのあるカラーと合わせた。

 オズの魔法使い(Wizard of Oz)とヒロインのドロシー(Dorothy)は、ジャケットに刺しゅう、スエットシャツにはプリントされている。フィナーレのシルバーケープが私たちを別世界へといざなう。

 Tシャツ、ジャンパー、またはジャケットの背面に様々色でジャガードや刺しゅうされたLVのモノグラムに注目だ。宝石のチャームブレスレット、イニシャル入りのスニーカー、アクセサリーの色に合わせた手袋、そして最後にヴァージル・アブローが見せた感動の涙も我々の記憶に残ることだろう。(c)Parismodes.tv