【6月25日 AFP】米国で24日、1970年から続く「ゲイ・プライド(Gay Pride)」パレードが行われた。ニューヨークでは、レインボーフラッグや政治的主張が書かれたバナーを掲げた何万もの人々が、徒歩やローラースケート、オートバイなど思い思いのスタイルで街を行進した。

 ニューヨークでのパレードには、カラフルな山車約100台も登場。参加者は、グリニッチビレッジ(Greenwich Village)にある歴史的建物である同性愛者向けのバー「ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)」から出発し5番街(Fifth Avenue)が29丁目と交わるまでの3キロのコースを、暑い日差しの中ゆっくり進んだ。

 今年のテーマは「Defiantly Different(反抗的に違う)」で、主催者によるとドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による性的少数者(LGBTQ)の扱いからインスピレーションを得たメッセージが込められているという。

 参加者の多くは2年連続で反トランプのバナーやプラカードを掲げ、トランプ政権の政策を反ゲイとして批判した。

 フロリダ州オーランド(Orlando)で49人が死亡したゲイ・ナイトクラブの銃乱射事件の被害者を追悼する参加者が多く見られ厳格な雰囲気だった昨年と比べると、今年のパレードは明るい雰囲気が漂っていた。

 映像は、ニューヨークで開催された「ゲイ・プライド」パレード。(c)AFP