【6月25日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、トラベラーズ選手権(Travelers Championship 2018)は24日、米コネティカット州クロムウェル(Cromwell)のTPCリバーハイランズ(TPC River Highlands)で最終日が行われ、この日スコアを7ストローク伸ばした米国のバッバ・ワトソン(Bubba Watson)がポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)を抜いて逆転優勝を果たした。

 マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)を2回制している39歳のワトソンは、これがキャリア通算12勝目で、トラベラーズ選手権は2010年、2015年に続く3回目の優勝。また今季はジェネシス・オープン(2018 Genesis Open)とデルマッチプレー(Dell Match Play 2018)を制しており、全選手で最も早くシーズン3勝目に到達した。

 ワトソンは、最終18番でアプローチをピンそば約70センチにつけてバーディーを沈めるなど、8バーディーを奪取。ボギーは1個にとどめて通算17アンダーで優勝を飾った。最終日は、2010年のこの大会でツアー初優勝を飾ったときとまったく同じ、首位と6打差からのスタートだったが、ツアー優勝者の最終日のスコアとしては今季最少となる「63」を記録して逆転した。

 ワトソンは「18番のあのアプローチは追い風で難しかった。止まってくれるよう全力を尽くし、なんとかそれがうまくいったよ。本当に夢のようで、なかなか言葉にならない。これだけのたくさんのギャラリーの前でこうやって優勝できて最高だ」とコメントした。

 一方、3日目に自身キャリア最少となる「62」を記録し、2位と4打差の首位で出たケーシーは、スコアを2ストローク落とし、J・B・ホームズ(J.B. Holmes)、ボー・ホスラー(Beau Hossler)、スチュアート・シンク(Stewart Cink)の米国勢と並ぶ2位タイで大会を終えた。(c)AFP