【6月25日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2018)は24日、シングルス決勝が行われ、ボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)が7-6(8-6)、3-6、6-2で大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、優勝を飾った。

 敗れたフェデラーはキャリア通算99勝目を逃すと同時に、世界ランキング1位の座をラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に譲ってウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)に乗り込むことが決まった。

 ドイツ・ハレ(Halle)で歴代最多となる10度目のタイトル獲得はならなかったフェデラーは試合後、「勝てば常に気分は良いが、負けは痛みを伴う。確かに少し痛みは感じる」とすると、「きょうは今週最高の試合ができたと思った。悪くはなかったが、自分の方に流れが来なかった。不運だった」と語った。

 また、これで昨年6月から続いていたグラス(芝)コートでの連勝が20で止まったフェデラーは「顔を上げていきたい。シュツットガルト(優勝した前週のメルセデス・カップ<MercedesCup 2018>)からハレで良い時間を過ごせた」と付け加えている。

 一方、約2時間でフェデラーを破った世界ランク34位のチョリッチは「自分にとっては信じられないような一週間になった。ここにはウィンブルドン前に何試合かこなすために来たんだ」とすると、「決勝に進出してロジャーを倒すなんて考えてもみなかった」と喜んだ。

「彼とコートを共有できるのは光栄なことだし、本当に特別だ。常に彼のことを尊敬してきたし、彼のプレーを両親と観戦したのを覚えている。でも、今はこうして彼とプレーできているんだ」 (c)AFP/Scott Williams