【6月24日 AFP】エチオピアの首都アディスアベバのマスカル広場(Meskel Square)で23日、アビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相が演説した直後に手りゅう弾が爆発し、保健相によると1人が死亡、154人が負傷した。

 現場のAFP記者によると首相就任後初めて首都で大規模な集会に参加したアビー氏が演説を終えた直後に爆発が起きた。パニックになった大勢の支持者が逃げまどう事態となった。

 アビー首相は事件後に国営テレビで爆発は集会の妨害を狙って複数の集団が画策したものだと述べたが、集団を名指しすることはなかった。アミル・アマン(Amir Aman)保健相はツイッター(Twitter)で死者1人、負傷者154人と発表したが、詳細は明らかにしなかった。

 集会の主催者セイヨム・テショメ(Seyoum Teshome)氏は、アビー首相が座った瞬間に誰かが手りゅう弾を投げ込もうとして小競り合いになったのがステージから見えたとAFPに語った。同氏は「4人かそれ以上の警官が手りゅう弾を持った男に飛びついて小競り合いになった時に爆発が起きた」「負傷者は爆発よりもその場から逃げ出そうとした人々が押し合って倒れたことによる」と述べた。

 ステージには100人以上が殺到し、警察に対してものを投げ付け「ウォヤネは降りろ」「ウォヤネは泥棒だ」などと叫んで与党に抗議した。ウォヤネとは与党エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)を侮辱する呼び方。

 アビー首相はハイレマリアム・デサレン(Hailemariam Desalegn)元首相の後任として4月に就任した。デサレン氏は2015年に始まった同国の2つの有力民族が主導する反政府運動が激化したことを受け、今年2月に辞任した。反政府運動では数百人の死者が出ている。