【6月24日 AFP】男子テニス、フィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2018)は23日、シングルス準決勝が行われ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(7-5)、6-4でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を下し、自身1年ぶりの決勝進出を決めた。

 元世界ランキング1位のジョコビッチは昨年、長引いた肘の故障に悩まされると、今年に入っても不振が続き、ここ12か月は結果が出ない時間を過ごしていたが、四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇る元王者は、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)を前に調子を上げてきている。

 復活を期すジョコビッチが大会の最終日に残るのは、同じくグラス(芝)コートで行われた1年前のエイゴン国際(AEGON International 2017)以来。この日の勝利は、不振がいかに長く深刻だったことを示しており、本人も「大きな意味を持つ」と喜んでいる。

「最高の気分だ。イーストボーン(Eastbourne、エイゴン国際)以来の決勝だから1年ぶり。私にとっては特別な瞬間だ。ずっとここに来ることを願い、そのために一生懸命に取り組んできた。こうして今、グラスコートシーズン有数の大会のトロフィーをつかむチャンスを得たことは、自分にとって大きな意味を持つ。この1週間を通しての自分のプレーには本当に満足している」

 現在31歳のジョコビッチは決勝で、同日の試合でニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を7-6(7-3)、7-6(7-4)で破った第1シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と激突する。ジョコビッチはチリッチに対して14勝1敗の通算成績を誇っており、優勢になるとみられている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS